木島平 ペンション びっくりりえたん   親バカ父ちゃん子育て日記

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傑作

午後7時半にもなると、
すっかり暗くなり、
今日の飯山駅構内は閑散としていました。

改札口で待っていると、
カリフォルニアからのジョンさんと思しき男が
近づいてきました。

遅くなってごめんなさい、
電車に乗り遅れてしまいました、
と彼は握手をしながら一気に話し、
ボクは、ジョンさんですね、ヨシ〇ロです、
全く問題ありません、大丈夫ですよ、
さぁ行きましょう、
と下りエスカレーターの方へ彼を促しました。

身長が192センチあると知らせてきましたが、
さほど大きくないな、
ボクよりちょっと大きいくらいなのに、
ちょっと変だなと、
その時、初めて感じました。
また黒いコートを着ているはずでしたが、
青いジャンパーだったので、
それも変だとは感じました。

それでも、眼鏡をかけて、
ひげを生やしていると知らせてくれていたので、
全く疑うことはありませんでした。

車に乗って、
いつ日本に来たのですか、
大阪はどうでしたかと尋ねた後、
彼のプロフィールにあった地下鉄の事を聞いた時、
何故か地下鉄の事は知らないと、
話がうまくかみ合いませんでした。

違う人のプロフィールを覚え間違いをしたかなと、
ちょっと恥ずかしく思っていました。
ジョンさんはカリフォルニア出身なんでしょと聞くと、
ドイツです、と答えます。

少し変だなと思ったところへメールが来ました。
車を停めて、メールを確認すると、
ジョンさんからで、飯山駅に着きました、と・・・・・。

 

ん???

あなたの名前はなんですかと聞くと、

ヨハンですと答えます。

ボクは見ず知らずのドイツ人、
ヨハンさんを車の助手席に乗せ、
家に向かっていたのです。

あなたの名前はヨハンさんですね、
ジョンさんではありませんね。
あなたはどこに行くのですか、飯山市内ですか、
宿の名前はわかりますか、などなどを質問しながら、
ボクは、全くの別人を車に乗せていた事を、
とても恥ずかしく感じていました。

予約をもらっていたジョンさんも、
大阪からお越しで、
あろうことか金沢で新幹線に乗り遅れたことまで同じ。
そして同じ新幹線でお見えになり、
眼鏡をかけて、ひげを生やしていることまで同じ。

こんなに人違いをしたのは初めてです。
ドイツ人のヨハンさんとボクは、
車の中で大笑いをして、
そのまま飯山駅まで再び戻りました。

飯山駅には長身の本物のジョンさんがいて、
ジョンさんは、車から降りて駐車場をウロウロするヨハンさんを見て、
あれはヨハンという男かとボクに聞くので、
そうだと答えると、
5分ほど前、ヨハンを探しに来た人がいたと言って、
ヨハンさんをジョンさんに引き合わせました。

ヨハンさんは予約した宿の名前はわからず、
場所がわかると言うので、
地図で示してもらうと、
駅に近い場所にあるので、
そこまで連れて行ってあげて、事なきを得ました。

ヨハンさん、ジョンさん、ボクで、大笑いでした。

ディスイズライフ。

これもまた人生。
傑作でした。


 

クワガタ採集

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こういう年代

練習が休みで、
早く帰ってきた航に女房が、
キャッチボールをしようと提案しましたが、
航は女房とのキャッチボールは距離が近すぎると、
提案を受け入れず、
ボクとキャッチボールをすることになりました。

女房はキャッチボールもしてもらえなくなったと、
嘆いていますが、
奴らはどんどん上手になっていきます。
五十半ばのおばさんを相手にするわけがありません。

こうやって航は
まだボクとのキャッチボールにつきあってくれていますが、
この春、ボクが久しぶりに会った高校大学の同級達は
凄まじい暮らしを続けていました。

概ね片親を亡くしていましたが、
両親とも健在なのに、妹を亡くしていた同級がいました。
仕事で指を失くしていた同級。
娘が結婚すると言って連れてきた相手と会った後、
違う男を好きになったと言い始め、
それが外国人と知った同級。
結婚すると言った息子に話を聞くと、
相手が再婚で小さな子供がいる、
それも二人、さらに親父が違うと知った同級。
親の介護のため仕事を制限せざるを得ない同級。
みんなそれぞれ何かしら苦労を背負いこんでいます。

ボクはそういう年代にいるわけです。
みんなそれぞれ、ケタケタと笑っていた時代には、
考えもしなかった人生を歩んでいます。
みんなエライ。

嬉しいような、驚いた話がひとつありました。
同級女の母親が
ボクとの結婚を勧めてくれていたようですが、
そんな事、今頃言われても、どうしようもありません。
・・が、残念でした。
以前、同級の妹をどうだと
考えてくれていた同級母もいました。
もうちょっとはよゆうてくれ。

後十年経つと、
ボクを取り巻く環境は、
様変わりしているはずです。
これまでの十年とは明らかに違う。
ボクが生きている保証もない。

ヤダな。
みんな元気で明るく暮らしていれば
いいんだけど。

改めて、同級諸君、
アリガトぅ。


 

クワガタ採集

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内側から

どんなに一生懸命に取り組んだところで、
内側から足を引っ張られると、
もうどうしようもありません。

必要なことは言えず、
不必要なことを言って、
ムカつく。

こんなことの繰り返しです。
もう解消したい。


 

クワガタ採集

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一人雑色

この秋は特に、
いろいろな興味深いおじさん方がお見えになりました。

山歩きが好きな人はたくさんいますが、
山の色づき具合を、
丁寧に写真に収めている人。
山に入って一日中イヌワシという大型の鳥を
写真に収めるため、
現れるのを待ち続けている人。
山でできるだけ安く過ごすために、
その物件を探し続けている人。
ツアーバスであちこち移動し続けている人。
その他・・・、
まぁ皆さんよくしゃべります。

今朝チェックアウトされた、
ボクより五つ程度若いあんちゃんは、
びっくりりえたんに来てくださるのも三度目だそうです。

山は関係ありませんが、
都市圏にある同じ会社の若者が、
会社を休み続けて一ヵ月以上になるらしく、
その若者の実家がこの近くにあり、
その実家に帰って引きこもってしまった若者を
会社に復帰してもらうべく社命を受け、
こちらにお見えになりました。

現役で仕事を続けている人が大半ですが、
引退されて、週に何度かしか仕事をしていない、
あるいは完全に引退されている人など、
実にたくさんの方々にお越しいただきました。

仕事に打ち込むのも良し、
趣味を楽しむのも良し、
改めていろんな人生がある事に気づかされました。
十人十色とはよく言ったものです。

たくさんの諸先輩方の生きざま、
そして後輩方の話を聞いて、
羨ましく思ったり、反省してみたり。

色んな束縛から解放されて、
自由を手に入れたとき、
ボクの身体はもうどうにも動かなくなっていることでしょう。
いえいえ、十分気ままにやらせてもらってます。
さらに解放されると、
こんな場所には帰ってこなくなるような気がします。


 

クワガタ採集

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元気を貰う

仕込みをひと段落させ、
角間温泉に出かけることにしました。

余裕のある日は今日しかないと思い立ち、
女房に用意をしてもらって、
飯山市内のスーパーで買い物を終えた後、
角間を目指しました。

午前中の風呂に客はなく、
いつもと同じように小説を広げました。
朝の風呂は贅沢な気分になれます。

風呂から出ると、
しばらく無沙汰をしていた
ラーメン屋さんに向かいました。

外国人が来ると、
よく連れて出かけるのですが、
このところどうも時間が合わず、
外国人を連れて行けずじまいでした。

扉を開けると、
久しぶりじゃないですか、
忙しかったんですねと、
女将さんは笑顔で迎えてくれました。

どうしてるんかなぁ、忙しいのかなぁと
言ってたんですよと
やさしく声をかけてくださいました。

昼時で次々にお客が見え、
急いで食べ終わると、
みつえさんは元気ですかと
もう一人の女将さんの様子を問うと、
ちょっと寝込んじゃってねぇと少し心配な様子でした。
高齢なので、
ボクだって本当に心配になりますが、
あまり深刻な顔は作らず、
また伺いますと言って、店を後にしました。

その後、またしても無沙汰をしている
珈琲屋さんに向かいました。
数年前まで店で使っている
業務用のバリラの麺をお願いしていたのですが、
このところネットで手に入るようになり、
しばらく店舗に出かけていませんでした。

マスターは七十代後半になろうとするのに、
あまりに健康的で、その軽々とした身のこなしには、
いつも驚かされてしまいます。

どうしてんのかなぁって思ってたんだよ。
たまに店の前を走ってんだよと、
それは車ではなく、自転車で通り過ぎているのです。

驚くべき体力で、
ボクは先の日曜日に航と千曲川沿いを自転車で走った折、
マスターの事を思い出し、
急にマスターの顔が見たくなったと話しました。

おいしい珈琲を頂戴しながら、少し話をして、
ちょっと高級な豆を買い求め、
家に戻ることにしました。

瞳を凝らせば、
素晴らしい店舗は埋もれてはいますが、
ところどころにたくさん見受けられます。

この二十数年の間に、
そんなキラッと光る店がいくつもなくなってしまいました。
今日出かけた店も、
残念なことに後継ぎがいないように思います。
できるだけ長い間、店を続けてもらいたいと
切に願います。

どこへ出かけたとしても、

大資本の味気ない、
同じような店ばかりが
幅を利かせているこの国で、
変わり者のボクの居場所がなくなってしまいます。

同じ顔した味気ない店はもうたくさん。
ラーメン屋のマスターも女将さんも、
珈琲屋のマスターも女将さんも、
ぜひともまだまだ長く営業を続けてほしいと思います。

頑張っている諸先輩方を見て、
ボクも元気が出てきました。
今日もホッピーが旨い。


 

クワガタ採集

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考え直し

アメリカのセントルイスからお越しになったご夫婦は、
東京で仕事のため一週間を過ごした後、
京都、高野山を巡り、
そしてびっくりりえたん。
笑ってはいけません。

二泊の滞在の後、
北海道へ向かい、
道内の三ヵ所に二泊ずつ滞在し、
東京に戻って帰国だそうです。

旦那さんのお祖父さんがイタリア出身で、
お母さんはスイス出身で、
チューリッヒを拠点に宗教改革をした
ツヴィングリという有名人が祖先だとか。

奥さんのお父さんはドイツ人で、
お母さんはフランス人とアイルランド人のハーフだとか。

あなた達の親は日本人なの、
と聞かれて、
誇っていいのか、
少しは恥ずかしく思った方がいいのかと、
なんとなく妙な気がしました。

11月にはバルセロナで会議があって、
それを終えると、
親戚のいるイタリアへ行く予定で、
その親戚が住まいするのはアドリア海沿いらしく、
なんとも羨ましく思いました。
全行程三週間の日程だそうです。

こんな人達が、
普通に我が島国を訪れているわけです。

ボクなんか一泊二日の伊勢志摩への海水浴も行けずに、
チマチマと仕事を続けていると言うのに、
この違いは何でしょう。

ちょっと焼酎を飲んで考え直しましょう。
はぁ。


 

クワガタ採集

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旅行者を観て

今朝はマイナス9度。

 

早朝の新幹線で北海道に向かうフィリピン人は、

建物内の暖かさのまま薄着で外に出てこられて、

早く上着を着ないと風邪をひくよと言うと、

車に積み込んだスーツケースを確認して、

笑顔でジャンパーの袖に腕を通していました。

 

飯山から大宮へ向かい、

そこで乗り換えて函館、そして札幌だそうです。

 

こんな旅行をしている若者達を

とても羨ましく思います。

 

ボクが今度勝手気ままに旅ができる境遇を与えられた時、

その次に待っているのは・・・。

イヤですねぇ。

 

一人旅はさんざんやったし、

女房と行くのも面白くない。

女友達を探すか、男友達と出かけるか。

う〜ん。

話の合う女友達がいいかな。

母が生きていて元気でいれば、

母と一緒に行くのが関の山。

 


クワガタ採集

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主役

30年前の11月29日、

大韓航空機が爆破されましたが、

24歳の誕生日を迎えた当時、

ボクは年明けからイギリスへ行くつもりでいました。

 

航空券は旅行会社に手配してもらっていて、

それが大韓航空でした。

 

爆破から数日後、

旅行会社から連絡があって、

予定通り大韓航空を利用するか、

それとも変更するかという話でした。

 

ボクは予定通り大韓航空を利用すると言って、

電話を切りました。

 

この爆破事件の数年前、

同じように大韓航空機がソビエト軍機に撃墜されたはずですが、

その一、二年後に、

ボクは同じようにこの航空会社を利用して、

ニューヨークまで出かけています。

 

若さゆえの、怖いものなしです。

 

撃墜事件はテロとは違ったものですが、

当時も今も、

世界中で気持ちの悪いことが毎日のように起こります。

 

かの国がミサイルをいくら発射しても、

多くの外国人が日本を訪れます。

隣国からミサイルを撃ち込まれるかもしれないとわかっていても、

うちのようなちんけな宿にもお見えになります。

 

皆さん、全く怖いものなしです。

30年前のボクと全く同じ。

 

2014年、フランス、シャンパーニュへ出かけた際、

ロシア・ウクライナ問題が勃発し

マレーシア航空機が撃墜、

その後アイエスの言葉も聞かれるようになった最中でした。

シャルリエブド襲撃事件は、

シャンパーニュへ出かけた三ヶ月後に起こり、

犯人はパリから東部のシャンパーニュ方面へ逃げました。

テロ行為やミサイル発射など

気持ちの悪い事件は現在まで続いています。

 

ボクの体の中では、

30年前より現在の方が、

よほど気持ち悪く感じますが、

それはボクも齢を重ね、

怖いものを怖いと感じるようになったからかもしれません。

 

今と同じ気持ちのボクが30年前にいたなら、

到底、イギリスへもニューヨークへも、

怖くて怖くて出かける気持ちにもならず、

旅する計画すらできなかったことでしょう。

 

不本意ながら、また一つ年を取ってしまったボクは、

今日もカナダ、バンクーバー在住の方と、

やり取りをしていました。

 

決まるか、決まらないかはわかりませんが、

安全に旅行ができるよう、

外国で世話になった人達へのお返しになるかどうか、

彼らのサポートに徹してあげたいと思うばかりです。

 

そしてまた翼や航も同じように旅をして、

多くの人達の世話になることでしょう。

 

いつの時代も、

主役は物怖じせず行動する人達です。

 


クワガタ採集

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52歳に別れ

起床時、

厨房から窓の向こうを見ると、

まだ真っ暗で、

LEDライトに交換された信号機の色だけが、

やけに明るく見えます。

 

弁当、朝食の用意のため、

身体をやや前に倒した姿勢で、

まな板やガス台、配膳台に集中しています。

ふと窓の外を見ると、

いつの間にか明るくなっていて、

遅い朝が来ていたのに気づきます。

 

そのまま突っ走るように一日を過ごし、

夕方、ふと窓の外を見てみると、

また薄暗くなっていて、

また夜がやって来たのかと、

何もできず、何もやれず、

仕事だけを続けた時の流れの速さに、

ただ驚くばかりです。

 

52歳に別れ。

 

伊勢正三、22歳の別れではありません。

 

あと数時間ですが、何の感慨もありません・・・涙。

 

死はすぐ後ろに迫っています。

だからと言って、どこかへ逃げおおせるはずもなく、

明日からもまた弁当、朝食から始まって、

仕事のお客さん、食事のお客さんをお迎えすることに、

まるで変わりはありません。

 

怖くて覚悟などできないけれど、

その日までしっかり生き抜くより方がありません。

 

母に電話でもするか。

 

 

飯山市 木島平村の宿泊

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ありがとう浜村淳です

この地で住まいしていると、
AMラジオは2局しか受信できません。

その2局がおもしろければ良いのですが、
毎日、毎日おもしろい話が聞けるはずもありません。

関西に暮らしていると、
ラジオ局はたくさんあって、朝から晩まで、
たまに飽きることはありますが、
飽きることは少なく、ラジオを長時間、聞いていられます。

母は大阪の毎日放送が好きで、
毎朝、浜村淳さんのラジオをずっと聞いていました。
浜村さんの話しは、とてもわかりやすくておもしろく、
ついつい聞き入ってしまいます。

ボクも中学生頃から、
聞ける日は、ずっと聞いていましたが、
社会人になった頃には、
車で移動中に、ラジオをつけていると、
あまりにおもしろいので、なかなか車から離れられず、
車の中でサボっていたこともありました。

毎日放送をこの地で受信できるのは夜くらいで、
それもノイズが激しい中、
阪神の試合の多くを聞いていたりします。
午前中の浜村さんの番組を聞くことは不可能だったのですが、
こんな時代です。
ネットを通じてですが、
短縮したものを聞けることを知りました。

先週、番組宛てに投稿すると、

「おまはんのメッセージ、さっき浜村さん、読んでくれはったで」

と母が電話をくれました。

番組の最後に、
長野県下高井郡と話してくれたそうです。
木島平村とは言ってもらえなかったようですが、
感激です。

浜村さんも結構な年齢かと思います。

是非とも長く、永く、放送を続けてほしいと思います。


さて、今夜はチェックインがかなり遅い。
もう一度、浜村さんを聞いて、待つとするか。



木島平スキー場の宿泊
 
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